ぽけてん

someone in the crowd

「男女の友情」について考えていたら夜が明け年が明け白骨遺体となった

 

 

 

 

それは時間が経っても褪せることなく鮮やかに心に刻まれている、そう思っていた。

 

 

 

 

実際は思っていたよりずっと脆く儚い。人はどうしてこうもわかり合うことができないのだろう。もう少しだけ、もう少しだけ、優しくなれたらいいのに。

 

 

 

 

 

 

神様、お願いです。これ以上僕たちに何も足さず、僕たちから何も引かないでください。

(天気の子/森嶋帆高)

 

 

 

変化を拒絶したらそれはもう死と同然だ。しかし、一方で"今"が何より幸せと感じられる瞬間が人生にはあって、そのままでずっといたいと切に願ってしまうこともあるだろう。そんな"光"に人は手を伸ばす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、みなさん、カラムーチョ!僕ですよ。

 

最近スマホを機種変したんだけど、デケエな。ずっとSE使ってたから慣れなくて慣れなくて。にこにーとのんたんくらい差があるぞこれ。

 

で、なんの話でしたっけ。B3の鉛筆で絵を描くとなんかそれっぽいデッサンになるって話でしたよね。

 

最近名もない雑草をデッサンするのにはまってるんですよ。名もなく誰の目にも止まらない道端の雑草にね、愛を見出すんです。我が子を愛でるかの如く、鉛筆を滑らせる。誰の目にも止まらなくたって雑草は生きているんだ。その生き様に僕は涙するんです。

 

違う種類の雑草が所狭しと生えているところを見ると、そこに友情はあるのかなって思うんです。「おいおい、またあの犬にぶっかけられたな」ってお互いを励ましあったりするのかな。「やったぜ!幼女にぶっかけられたぞ!」って喜び合ったりするのかな。

 

あ、友情といえば、男女の友情ってあると思いますか?(本題)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「男女の友情はあるのか」古典的な議題です。高校生の頃はこの議題で熱く論じたものだ。

 

大人になった今だからこそ言えることだけど、この議題くそくだらないな!Q.E.D

 

逆に男女間には恋愛感情しか生まれないとでも思っとるのか!?

 

男女の友情はある。そりゃ当たり前よ。

 

しかし悲しきかな、男という生き物は顔がいい女と喋っているとやりたくなる、これは不可抗力。(そうなの?)

 

性欲と恋愛感情は別物、これは世界平和を論じる際に重要なキーとなる。その最もたるがセフレという文化だろう。身体は許すが心は許さん。まじで割り切り方がすげえ。

 

まぁでも、身体を許してしまったら心も許してしまうのが人間ってものじゃないですかね?酒の勢いでやって、そのまま付き合ったカップルをしばしば見たよ、大学では。

 

とりあえず「男女の友情はあるが、性欲の対象からは免れない」をひとつの『説』としようと思う。

 

ではここで宮本さんの発言を見てみましょう。

 

宮本さん「男女の友情はあるでしょ。そして俺は他の女性を性的な対象としては見ないよ。だって俺には奥さんがいるからね。」

 

ほんまかいな。僕はこういう人間の心情を理解することは出来ないけど、実際こういう考え方の人間は一定数いるようだ。(僕調べ)

 

そういう聖人が世界でもっと増えれば、優しさエントロピーになるんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

性欲と恋愛感情は別物、とさっき言ったけど、結局奥さんがいながら他の女性とやったらアウトなわけじゃん。これ、冷静に考えるとどういう理屈でアウトなのかね。そりゃ自分の奥さん(仮定)が他の男とやってたら即殺すけど。セックスってのは自由じゃないの?ヒッピーだけかそれは。

 

となると、「性欲と恋愛感情は別物だけれど、ニアリーイコールな存在である」と『説』が浮上した。セックスは好きな人としかやらない、という一般論に基づいた『説』です。

 

そうするとですね、性欲が生まれた時点でアウト、それは友情でなし、という理屈になるわけですよ。男女の友情が限定的になってきましたね。ブスな女となら友情が成立するわけだ。

 

 

 

 

〜〜〜回想始まり〜〜〜

 

「彼氏と別れたから愚痴を聞いてくれ」

 

そんなテンプレな台詞をまさか自分が言われる側になるとは思っていなかった。それは大学一年の冬だった。安い居酒屋で元彼の愚痴やら大学の愚痴やらバイト先の愚痴やらひたすらその女の愚痴を聞いていた。従順な僕はずっとうんうんと相槌を打ち続けた。

 

ふと何かを思い出したようにその女はある提案をした。

「来月元彼と行く予定だったアジカンのライブに一緒に行かない?」

断る理由も特に思いつかなかったから了承した。

 

ライブは満足のものだった。アジカンは良い。

ライブ後、はたまた安い居酒屋にいた。

ライブの感想だったり好きな音楽の話だったりと会話に花を咲かせた。

途中、僕は聞いた。

「終電何時なの」

何故かはぐらかされた。

その一時間後くらいに自分の終電が近かったから帰ると言ったら女はこう返してきた。

「もう私終電ない。」

 

え?

 

なにそれなにそれ。

 

もしかして、え?

 

僕の童貞はここで喰われるのか?

 

脳が超高速フル回転した。このまま安直にホテルに行ってしまって良いのかと。

 

僕も大学生。そろそろタイミング的には良い頃合いだろう。女もそこまで悪くない物件だ。

 

これは神が僕に与えた希望(ほどこし)。

 

据え膳食わぬはチンコの恥。

 

僕は言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕は終電あるから帰るわ!君はタクシーとかで帰れば?じゃ!」

 

 

〜〜〜回想終わり〜〜〜

 

 

 

 

希少だが、こっちに性欲がなくてもあっちにあるパターンである。

 

男女の友情、難しい。なんて限定的なんだ。

 

 

 

まぁ結局、プライベートで2人きりで遊びに行くくらい仲良い女友達がいて、その子に何も感じない方が無理な話だとは思わないか?お互い軽口を言い合う良好な友人関係だとしてもつい一線超える想像はしちゃうんじゃないの?違う?  

 

 

じゃ、もう男女の友情はないってことでいいですか?

 

けどね、やっぱり男女の友情はあると信じたいよ。だって男性的な視点、女性的な視点ってのはあるじゃないですか。そういうのを共有できないのってちょっぴり寂しいと思うんですよね。まぁなんでもいいか。セックスしてえ。

 

 

 

 

 

以上、僕(童貞)(愛はまだ知らない)の慟哭でした。