ぽけてん

オタクシグナル

脱糞機構

朝起きて高速でマスターベーションこなし、苺ジャムを塗ったトーストを食べ、学ランを着る。学校へと続く上り坂の途中で広瀬すずのミニスカートをめくる。校門の前に小さな光がある。視界が真っ白になった。

 






朝起きて高速でマスターベーションこなし、ブルーベリージャムを塗ったトーストを食べ、学ランを着る。学校へと続く上り坂の途中広瀬すずのミニスカートをめくる。校門の前に小さな光がある。視界が真っ白になった。

 






朝起きて高速でマスターベーションこなし、オレンジジャムを塗ったトーストを食べ、学ランを着る。学校へと続く上り坂の途中で広瀬すずの………………
何かがおかしい。既視感がある。そしてこの後起こることがわかる。もしかして………………同じ時間をループしている?




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ジョルノジョバーナは「運命」とは「眠れる奴隷」だと言った。そういう意味で人にとって"脱糞すること"は定められた事象であると捉えられる。偶然などなく、全ては脱糞という必然に帰結する。演繹的に論じると、ローリングウンチは止めることが出来ない、となる。

f:id:aoiroma:20210627231021j:plain


ローリングウンチがたとえ絶対的であるとしてもそれは人生を諦める理由にはならない。大事なのはその意思なのだ。そして意思のあるところには必ず方法が現れる。世界とはそうやって成り立っているのだ。


AV界のレジェンド、西村とおる監督は「脱糞は文化だ」と明言した。この発言は界隈内に留まらず、政治家、資本家、更には前衛芸術家の耳にまで届き、日本を震わせた。これは後に「霞ヶ関糞喰らい祭」と呼ばれる凶臭事件の発端であり、今も根強く残る「脱糞文化派」と「ウォシュレット派」の派閥が明確となった。


脱糞文化派現役総統のドナルドマクドナルド氏は朝の通勤ラッシュ時の山手線で本気脱糞を決行し、一時期留置所にぶち込まれていた。その際、ドナルドマクドナルド氏は「これは犠牲ではなく総体だ」と発言した。このドナルドマクドナルド氏の動きによって世界は再び戦火の時代に突入する。

f:id:aoiroma:20210627231219j:plain



何故人は脱糞をしてしまうのか、その答えを人類は有志以来ずっと探していた。三井財閥保有している超高度機密情報によると、既に1727年にはこの問いに対する結論がつけられたとされているが、現在その該当文書を読むことが出来るのは極めて限られた人間のみとなっている。ちなみに三菱が「脱糞文化派」に対して三井は「ウォシュレット派」である。


近年は新たな知見も得られている。脱糞に造詣が深いことで有名な田中角栄は政治家として活動する傍らでひとつの論文を残している。公開当初はマスコミが執拗に煽ることで世間から批判の的となっていたが、いざ各方面の学会で取り上げられるとその内容の革新さに話題が持ちきりとなった。それが「脱糞機構」である。


「脱糞機構」の主な論旨は「脱糞と時間は密接な相関関係がある」というものである。量子力学の観点から公共の場でうんちを漏らす行為が地球の磁場と集合無意識に影響を与えていることを発見した。驚くべきことにムッソリーニはこの脱糞機構を応用することで時間を操作していたと言われている。

f:id:aoiroma:20210627231301j:plain



ある時期、粗悪な脱糞ビジネスが横行していた。脱糞について科学的な証明が進めば進むほど、多分、脱糞の本質からは離れてしまうのかもしれない。


脱糞とは初恋のようなものなのだ。本来、脱糞は超高度資本主義社会とは対局に位置する存在で、商業主義の徒花として消費されるような浮薄な概念ではないのだ。




デレクハートフィールドに捧ぐ…
「ローリングウンチは止まらない」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




これが何回目の朝か、もう数えるのをやめてしまった。実に色んなことをした。しかし何をしても結局は校門の前の小さな光と対面して元に戻ってしまうのだ。全て"0"となる。判明したことと言えば、その日によって広瀬すずのパンツが違うことがあるくらいだ。それを思い出しながら早朝起き抜けにマスターベーションを全力でこなす。何回ループしようとも始まりは必ずマスターベーションだった。

葉桜を揺らす柔らかい風がとても気持ちのいい朝。その日は広瀬すずの目の前で「脱糞」をしてみた。立派な茶色いうんちだった。広瀬すずは絶叫しながら逃げていった。満足した僕は校門まで歩く。

おや?

?????

???????

?????????

いつもなら校門の前に小さな光があるのだが今日はそれがない。小さな光がなければ元に戻ることもない。

つまり、僕は脱糞をした世界線で時間のループから抜け出してしまったのだ。

やれやれ。

神の悪戯か、悪魔の罠か。その時の感情は本当に複雑で、ただ残酷な現実だけがそこに鎮座していた。

僕はどこまでも突き抜ける青空を見上げながら運命について考えた