ぽけてん

オタクシグナル

映画「若おかみは小学生」 感想

f:id:aoiroma:20181014111503j:plain

 

 

おっこ

 

おっこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!

 

 

 

 

以下ネタバレ満載感想

 

 

 

とめどなく涙が流れた。なんであんなに泣いたのか今となってはよくわからない。でも、おっこを思い出すだけで涙が出るのだ。

 

 

映画「若おかみは小学生」はTwitterで話題になっているのを見て知った。ポスターを見た第一印象は"あまり面白くなさそうだな"だ。ただ話題になるだけの何かがあるのだろうと期待を込めて鑑賞に臨んだ。まぁ普通に休日が暇だったのである。

 

本作の制作スタッフはジブリ出身が多いようだ。となるとどうしても比較対象として挙げられるのが「千と千尋の神隠し」だろう。実際、旅館が舞台、小学生の女の子が主人公、ファンタジー有、とかなり要素は似ている。「千と千尋の神隠し」は千尋の成長譚ではないと宮崎駿が言っている。では、なんの物語か。"子供には秘められた力があってその力は誰しもが持っている"というのが「千と千尋の神隠し」のメッセージだそうだ(なんかのインタビューでそう言っていた)。ってこれ「若おかみは小学生」にもそのまま当てはまる。設定といいテーマといいかなり似たり寄ったりなこの2作。高坂監督はどんな思いで本作の制作にあたったのかは気になるところだ。

 

 

 

 

古来より温泉とは人の身体と心を癒してきました。日々の生活に疲れた時、温泉に浸かりたいなぁと思うことってしばしばあると思います。当たり前ですが、温泉とは一時的に浸かるものであり、永遠と湯に浸かってるわけではありません。湯の癒しは次の日の糧となる。

 

おっこは小学生にしてハードイベントを経験しました。その傷は自分でも把握できないほど深い。実感を伴わない心の傷。その傷を癒したのは、ウリ坊と美陽と過ごしたドタバタの若おかみ生活だった。その摩訶不思議な体験はじんわりとおっこの心を温めた。

 

 

なんの残酷な因果か物語の後半、あの事故のトラックの運転手が来客する。おっこはあまりにも健気で、あまりにも立派だった。そこに立っていたのは確かに若おかみであった。

 

(あのシーン、なんとなくグレンラガン11話を思い出したのは私だけでしょうか)

 

両親は亡くなってしまった。しかしその魂はおっこの中に生き続け、おっこの生きる支えとなる。泣くだけではなく、おっこはしっかりとその足を踏み出したのだ。この若年齢にして、この立派な立ち振る舞い。道徳の教科書ってレベルではない。

 

「花の湯温泉のお湯は誰も拒まない。すべてを受け入れて癒してくれる」

 

 

 

おっこは次第にウリ坊と美陽が見えなくなっていった。それはウリ坊と美陽が成仏するタイミングもあったのだろうが、どちらかといえばおっこの心が癒えたからこそ見えなくなったように私は思えた。つまり、ウリ坊と美陽はおっこにとって温泉のような役割を担っていたのではないかと思えるのだ。心を癒し、明日への糧となるよう優しく手を差し伸べたウリ坊と美陽。だからこそ、ウリ坊と美陽はこう言った、「また会おう」と。

 

 

 

 

純真な心で世界を生きるおっこの姿勢が眩しすぎたからこそ、私は延々と涙を流し続けることしかできなかった。

 

おっこなんてええ子なんや

 

 

 

本当に良い映画を観ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まったく、小学生は最高だぜ