ぽけてん

someone in the crowd

後書きでごちゃごちゃ言ってるのが1番ダサい

 
Aqoursとして活動しながら、ユニット、さらにはソロ曲、多くの曲を作った彼女たち。特定の曲に対して彼女たちがどういう気持ちで作ったのかと考えるのは結構楽しい。
 
所謂、楽曲の背景みたいなのを書いてみたいと思い、何作かSSを書いた。迷走した作品もあったがどれもそれなりに満足して書けたと思う。
 
今回もまた一作生み出した。
 
 
書くべきことは全て小説に残してきたので特にこれ以上書くことはないのだが、まぁなんというか蛇足をしたくなった。不毛の上塗り。
 
松浦果南のソロコンサートアルバムにRUN KAKERU RUNという曲が収録された。僕はこの曲がとても気に入っている。なんというか僕は曲を聴いて情景が浮かんでくる瞬間が好きで、この曲はそういう点で非常に良くできていた。吹き抜ける海風、空に浮かぶカモメ、柔らかく降り注ぐ日差し、海岸線を走る果南。そんな内浦の空気を感じられる。
 
今回、実はこの曲を土台にSSを書いている。
 
大体時期は12月、Aqoursのメンバーはそれぞれソロ曲を作ることになった。勿論、各メンバーどのような曲にしようかと悩む。今回の作品はそんな状況でのとある1日を切り取った。
 
ノートというのはソロ曲の案を指していて、さらに言うならノートが進まないのは国木田花丸だけでなく、松浦果南も同じだった。果南はノートが進まないから気晴らしに1日に3回もランニングをした、みたいな。
 
花丸も果南もタイプは違えど素朴さという点で通ずる部分がある。どちもら自然に対する傾聴力があり、空の青さや波の音から多くのものを感じとる。だからかこの2人の話を書いてみたくなった。
 
考えたことは色々あったが、結果的にあのようなSSになった。
 
個人的な書きやすさから花丸視点の話にはなったけれど、どちらかといえばRUN KAKERU RUNの前日譚という意味合いで今回の作品を書いたよ、ということを言いたかった。蛇足。不毛の上塗り。後書きでごちゃごちゃ言ってるのが1番ダサい。